何のために作るの?
効力があるの?
公正証書ってなに?
今このサイトを見ているということは、あなたは今離婚を考えているのかもしれない。
3組に1組は離婚すると言われている昨今ではあまり珍しい話ではないだろう。
しかし、実際に親しい友人や家族で離婚を経験した。そして、離婚について詳しいという方はなかなかいないのではないだろうか?
それもそのはずである。
一生で離婚を経験する回数は多くはないのだから。
一度も経験しない人もいれば、2~5回ほど経験した方もいるかもしれない。
離婚というものは、結婚と同じくらい今後の生活に関わる重要な選択となる。
離婚をしようと考えているのであれば、少しでも知識を蓄えて有利な条件で離婚をできるように知識を蓄えておこう。
この記事では、現役の行政書士兼探偵でもある私が『離婚協議書』についてわかりやすく解説していく。
最後まで読んで今後の参考にしてほしい。
離婚協議書とは?/行政書士が解説します
まずは離婚協議書がどんなものなのかを簡単に説明しよう。
簡単に言うと、離婚の際に夫婦で取り決めた内容をお互いが守るために作成する契約書である。
養育費は○○円で、面会条件はこういう形で、財産分与はこういう形で・・・
というように、双方が納得した内容を記載する必要がある。
納得した場合と書いたのは例えば、双方のどちらかが一方的に要求を書面にした場合はどうだろうか?
このような念書のような形式の場合、双方が合意したと書類で確認することはできない。
もし相手が心変わりして揉めたときに裁判で使用することが難しいのだ。
離婚当初は家族との記憶も鮮明なので養育費の支払いもキッチリと支払う人は多い。
しかし、時間が経つにつれ家族の記憶が薄れていき支払いが遅くなったり、一方的に養育費の金額を減らされたり、酷いときには1円たりとも支払わないという猛者もいる。
そういった場合に『離婚協議書』が役に立つのだ。
離婚協議書は広く作成されている契約書と同じ私署証書となり、法的な効力が備わる。
万が一、夫が途中から養育費を支払わなくなった場合でも、この離婚協議書をもとに支払いを要求することができるので必ず作成しておこう。
離婚協議書があれば法的な効力はあるの?
端的に言えば、『効力はある。』
何でもかんでも有効である。とまでは言えないが、法律的に有効であれば効力はある。
では、効力があるとはどういうことか?
双方の合意の上で作成した離婚協議書は、通常の契約書と同じ私署証書であるため、内容に反して慰謝料などの金銭の支払いの不払いがおきた場合には裁判所に訴訟を起こし、確定判決を得て強制執行をすることになる。
この裁判の際に、夫婦で合意した内容の証拠資料として離婚協議書を利用できるわけだ。
しかし、実際に裁判を起こすと考えると『時間もかかる』『弁護士費用もかかる』と何かと手間なので、わざわざ作成するほどの効果がないと考える人もいるだろう。
裁判を行わずに強制執行までしたいというのであれば、離婚協議書を公正証書にしておく方がいいだろう。
公正証書については後程説明しよう。
そもそも離婚協議書を作成する目的は、離婚時に夫婦で取り決めたことを守っていくことを互いに確認する手続をすることにある。
単なる感情に任せた口約束で済ませるのではなく、離婚協議書といった紙にお互い冷静になって書き留めていくことで、双方の今後の人生をすっきりと再スタートできるという意味では大きな効力を持っていると言えるのではないだろうか?
離婚公正証書ってなに?
離婚協議書の法的効力最大限まで強化する方法がある。
それが『公正証書』となる。
先ほど、離婚協議書は通常の契約書と同じ私署証書であるため、内容に反して慰謝料などの金銭の支払いの不払いがおきた場合には裁判所に訴訟を起こし、確定判決を得て強制執行をすることになると説明したのはおぼえているだろうか?
簡単に言うと、離婚公正証書を作成すれば裁判を起こすことなく強制執行を行うことが可能となる。
離婚公正証書は公証人が作成するので『公文書』となるからですね。
おまけに公正証書は、原本が公証役場で保管される。そのため、どちらかが勝手に内容を書き換えたり、金額をこっそり改ざんしたりするのを防止することができるおすすめの制度である。
そんな最強の装備、手に入れるには相当大変なんでしょ?と思ったかもしれない。
確かに、通常の離婚協議書と比較すればひと手間増えることになるが、あなたが思っているほどの難易度爆上がりではない。
二人で作成した離婚協議書の原案を持って管轄の公正役場に行き、そこで公証人が「公正証書」として公証することによって、離婚公正証書となる。
公証人は法的な専門知識を有している中立の第三者であり、公証人の立ち合いにより、その文書が真実に作成されたことが証明されるというわけだ。
注意してほしいのは、あくまで公証人は中立だということを覚えておこう。
あなたにとって有利なアドバイスをしてくれる味方ではないのだ。
まとめ
いかがだろうか?
離婚協議書の効力についてご理解いただけただろうか?
この記事では、ほかのサイトのように『こういった内容を決めましょう』等の細かいことは記載していない。
おそらく慣れていない方が、一度に多すぎる情報を入れても難しいと思ったからだ。
読みやすいように適度な文字数で伝えていきますので、またお読みください。
総合探偵社ミネルヴァのご紹介
ここまで記事をお読みいただきありがとうございます。
総合探偵社ミネルヴァの代表;川人将史(カワヒトマサフミ)です。
当サイトでは、調査業務に関連するあらゆる分野に関してできる限りわかりやすく、また、興味を持ってもらえるように記事を作成しています。
また、行政書士事務所を兼業しておりますので、従来の探偵事務所の調査業務だけではなく、内容証明や離婚協議書などの作成などの業務にも対応しておりますし、お世話になっている離婚業務に精通した弁護士さんのご紹介も可能です。
フットワークの良さを生かし、大阪府・京都府・奈良県・滋賀県・兵庫県のほぼ全域を対応しております。(調査に関連する場合、全国対応も可能)
浮気調査など何から手を付けていいかわからないということもあるかもしれませんが、調査業務とともにあなたの立場を有利にするための資料作りをお手伝いをさせていただければと考えております。
人は誰でも弱い生き物です。時には魔が差して浮気をしてしまうこともあるかもしれません。
しかし、どれだけ理由があろうと傷ついたあなたの心は簡単には癒えません。
決定的な証拠を用意し、まずは不倫を認めさせたうえで今後の道を探るべきだと私は考えています。
事務所代表 川人 将史
1987年生まれ
行政書士 ミネルヴァ行政書士事務所 代表として業務に従事。
過去の職歴
バーテンダー、キャバクラ、トラックドライバー、広告営業、商社
ミネルヴァ行政書士事務所URL
風営法
関西全域対応|許認可専門のミネルヴァ行政書士事務所 (minerva-copyright.xyz)
京都事務所
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下記リンクは浮気調査をこれから行う方に知っておいてほしい情報のみをまとめてありますので、目を通しておきましょう。