この記事を読んでいただけているということは、あなたは今パートナーや職場の上司などからのモラハラに悩まされているのではないでしょうか?
自分の気にし過ぎじゃないか?
こんなのよくあること。
相談して問題が大きくなるのが嫌だ。
そのように考えている方も多くいらっしゃいます。
『自分が我慢すれば丸く収まる』
本当にいいんですか?
肉体的な暴力とは違い、精神的な暴力であるモラハラは傷跡は目には見えません。
目に見える傷であれば『致命傷やん』と一目でわかりますが、精神的な傷はどれだけ深い傷でも誰にもわかりません。
もしかしたら、あなたは今現在本当にギリギリの状態なのかもしれません。
せっかくこの記事まで辿り着いていただけたのであれば、一度メールでも構いませんのでご相談いただければと思います。
私たちの仲間にはカウンセラーや弁護士など、多くのプロフェッショナルがいます。
あなたのご相談お待ちしております。
さて、それではこの記事の目的に入っていきましょう。
この記事では、
『モラハラとはなにか?』
『モラハラへの対処法』
『モラハラは離婚の理由になるのか?』
『モラハラの証拠の集め方』
について誰にでもわかりやすくまとめました。
特に『証拠の集め方』に関してはプロですからね( *´艸`)
是非最後までお読みください。
モラハラとは?
まずはこの記事での『モラハラ』の定義についてこの記事を読んでいただいているあなたと共有しておきましょう。
『私の思ってるものと全然ちがーーーう!』
となってしまうと、せっかく読んでいただいているのに時間の無駄になってしまいますからね。
それでは簡易ではありますがご説明します。
モラハラ(モラルハラスメント)は、言葉や行動を使ってあなたを傷つけたり、精神的な苦痛や不快感を引き起こす行為のことをいいます。あなたをコントロールしようとする行動や、あなたの自尊心を傷つけるようなことも勿論モラハラです。
以下では、モラハラの特徴や影響について詳しく説明しますね。
モラハラは主に次のような特徴があります:
- 言葉の攻撃:
言葉で相手を非難し、傷つけたり、侮辱的な発言を行ったりすることです。
例えば、
『そんなこともわからないの?勉強してないの?』学歴や教育に対する批判
『よくそんな体型で恥ずかしくないね』見た目に対する批判
『誰のお金で養ってもらってると思ってるの?』金銭的な負担に対する批判
『こんなこともまともにできないの?』あなたのミスに対する批判こんな感じです。
共通して言えることは、『自分の方が優れている』『自分がいないとダメなんだよ』と批判することで刷り込み、自分の思い通りに動かそうとしていることですね。 - 行動の制限:
モラハラをする人は、あなたの行動を過度に制限することもあります。お金を渡さなかったり、スマホのラインや着信履歴を確認したり、外出する理由や誰に会いに行くのか確認したり、位置情報を共有させたり。
あなたの行動を全て自分の管理下におきたいんですね。 - 隠れてモラハラを行う:
基本的にモラハラをしている人は、プライドが高い傾向にあり、公然と過激な批判などはしません。
良い人、いい旦那、いい妻であると周りには思われたいからです。人の目があると積極的に家事や育児をこなし、『○○さんって本当にイクメンですね!』
『そんなことないですよ。うちの家族は本当に自分がいないとダメでねぇ』そんな感じでチクチクと悪口を言われることありません?
以上がモラハラの特徴になります。
少しでも思い当たることはありましたか?
モラハラはあなたの心に深刻な影響を与える可能性があります。
『早く解決したい』
そう思ってはいるものの、相手の言葉や行動に対処するのが本当に難しく、孤立感や恐怖を感じますよね。
モラハラへの対処法を、簡易ではありますがご説明させていただきますのでご参考にしていただければと思います。
モラハラへの対処法
まずはあなた自身が今どんな状況なのか?
客観的によく考えてみましょう。
例えば、あなたのされた行為の事実だけを箇条書きで紙に書いてみましょう。
そして、あなたの親友からこんなことをされているとあなたにその紙を見せてきたら、あなたはどう思いますか?
助けてあげたい。
そう思ったのであれば、行動に移しましょう。
あなたを助けられるのはあなた自身の行動からです。
①周りに相談する
まずは信頼できる人に相談してみましょう。
友達であったり両親であったり、弁護士でもカウンセラーでも、もちろん弊所でも構いません。
自分を助けたいと思ってくれているあなたであれば、あなたを想ってアドバイスをくれている人の言葉は届きます。
というか、モラハラを受けていらっしゃる方に多いのはある種の洗脳をうけてるんじゃないか?というほど人のアドバイスを聞きません。
相談したことがバレたらまた怒られるんじゃないのか。
私にとってはこの状態が幸せなのだ・・と。
なのでまずは自分の状況を確認する必要があるんですね。
②モラハラの証拠を集める
まずは証拠です。
証拠の集め方に関しては後述しますが、法的な措置を取らないにせよ、話し合いをする上で相手が行ってきた事実を記録しておくことは非常に重要です。
モラハラをしている人は自分でモラハラをしていると気づいていないケースがほとんどです。
どんな言葉を言われて、この時どんな気持ちになったのか記録しておくことは非常に役に立ちます。
③自分がどうしたいのか考える
集めた証拠を自分自身でも冷静な時に確認してみましょう。
その上でどうしたいのかを考えます。
🔲パートナーのモラハラの場合
・離婚
・再構築
パートナーとのモラハラのトラブルは、一緒に生活している時間も長く逃げる場所もありません。
また、これから先の長い人生もずっと一緒に過ごす可能性もあります。
再構築するなり、離婚という別々の道を歩むという選択肢を取るのであっても、どちらにせよ早急に対処しましょう。
🔲職場などでのモラハラの場合
・退職
・条件改善
職場の場合は、大企業であれば相談窓口もあるでしょうが、中小企業はまだまだパワハラ・モラハラについての社内整備が追い付いていません。社内の人間に相談してもモラハラ相手との力関係により逆に敵になってしまう可能性もあります。
なので即刻弁護士などの外部の専門家に相談しましょう。
外部からの干渉により、相手の部署の移動や処分、退職の代行など、あなたに必要な手続きを協力してくれます。
④話し合いをする
この話し合いは基本的に第3者を交えて行いましょう。
1対1だとお互いに冷静になれず事件になってしまう可能性もありますし、怖くて言いたいこと言えないでしょう?
相談していた友人や家族でも構いませんし、弁護士などの専門家でも大丈夫です。
あなたがどういう気持ちだったのか?
あなたが今後どうしたいのか?
あなたの気持ちをすべて伝えましょう。
⑤手続きをする
話し合いが終われば手続きが必要であれば手続きをしましょう。
離婚の場合は慰謝料や財産分与・親権。
再構築の場合は、誓約書など。
職場の退職手続きや慰謝料請求。
上記がモラハラへの対処法となります。
よく相談を受けていると聞かれるのですが、モラハラは離婚事由になります。
全部が全部該当するかと言われればそうではないでしょうが、該当する可能性は低くないです。
それでは詳しく解説しておきましょう。
モラハラは離婚の理由になるのか?
『なり得ます』
そもそも離婚事由とは何でしょう?
離婚は双方が離婚したいと思っているのであれば特に理由がなくとも離婚できます。
自由ですから。
ただし、一方が離婚を認めていない場合は『調停』や『裁判』となります。
『調停』は基本的に第三者を交えての話し合いですので『離婚しなさい』といった強制力はありません。
なので理由は必要ありません。
裁判になると話は別です。
民法に定められている離婚事由に該当しなければ離婚を認めてもらえないんですね。
離婚事由は下記の5つです。
①不貞行為
②悪意の遺棄
③3年以上生死不明
④回復が見込まれない精神病
⑤その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき
簡単に説明すると①は不倫ですね。この不倫は基本的に肉体関係の有無です。
下記記事でも説明してますので併せてお読みください。
②はほったらかしです。夫婦はお互いに協力して生活する、いわゆる『同居義務』『扶養義務』がありますよね?
この義務を理由もなく果たさないことも立派な離婚事由です。
例えば、別居して一切帰ってこない。
生活費を渡さないなどですね。
③はわかりやすいですが海難事故などで遭難した場合などが該当します。
行方不明でも生きているのが確認できていれば、こちらには該当しません。
④は夫婦生活の義務が果たせない状態にあり、もう回復も見込めず婚姻生活を継続することが困難な場合となります。
⑤モラハラの場合はコチラに該当します。
夫婦関係が破綻して婚姻を継続することが困難になるような重大な理由がある場合です。
・DV ・モラハラ ・性格の不一致 ・宗教活動
などなどです。
⑤を立証するためには、証拠が必要になります。
DVであれば医師の診断や外傷の記録、モラハラであれば言われた内容や頻度など。
それでは、あなたの強力な武器となる『証拠の集め方』について説明します。
モラハラの証拠の集め方
それではどんなものが証拠になるのか?どうやって集めるのか?について解説していきますね。
①日記
モラハラの内容や日時。どのような状況で。どのようにあなたが感じたのか。
できる限り細かく記載しておきましょう。
情報が多ければ多いほど情報の信憑性が高くなります。
②LINEなどの文字媒体でのモラハラの記録
LINEなどの文字媒体で送られてきているもので、批判的な内容であったり、過度の束縛であったり。
あなたがモラハラだと感じた内容に関してスクリーンショットなどで保存しておきましょう。
③録音や録画
小型カメラなどはあなたが思っているより簡単に購入でき安価な商品も多いです。
一般の方であれば普通わかりません。
撮られているということに警戒している人は少ないので。
スマホの録音や録画でも大丈夫です。
モラハラされている途中からの録音や撮影であっても有力な証拠になりますので全部保存しといてください。
④精神科の診断書・受診記録
心身の不調により精神科や心療内科に通院した場合はその記録も残しておきましょう。
病名がつかなくても通院せざるをえないほど追い込まれていた証拠となります。
⑤友人や家族からの証言
第3者からの証言は有力な証拠となります。
『こう思う』『こういう風に見える』といった主観的な証言よりは、『こんなことを言っていた』『こんなことをしていた』といった客観的な事実を集めましょう。
まとめ
いかがでしょうか?
あなたを悩ましている『モラハラ』について解決するための参考になりましたか?
弊所は探偵事務所ではありますが、行政書士事務所も経営しています。
協力してくれる弁護士や社労士などの各種士業も揃っています。
頼りになる専門家にあなたのお悩みをお聞かせください。