このサイトに辿り着いたということは、『ギャンブルがやめられないことに悩んでいる』又は『家族などの近しい人がギャンブルを辞めてくれずに困っている』このどちらかではないだろうか?
『ギャンブルがやめられないことに悩んでいる』
このように自身がギャンブル依存症ではないか?と考えているのであれば・・・かなり凄いことです。
ギャンブルだけでなく薬物やアルコールなどの依存症と呼ばれる症状は、基本的に『自分は違う』『自分の中での計画の範囲内だ』『いつでも辞めれる』というように、ギャンブル依存症であることを否定することが大半だからだ。
『家族などの近しい人がギャンブルを辞めてくれずに困っている』
この記事を読んでいただいている方の大部分はこちらだと思う。
家の家電などが勝手に売られていたりする。
急に出張費などの費用を現金で欲しがるようになった。
クレジットカードでカメラなどを買っているが現物がない。
保険などがなぜか解約されている。
こんな経験はないだろうか?
本人に聞いてみてもギャンブルはやめた。
働いていると急な出費があるものだと怒鳴られる。
などとのらりくらりと言い訳が出てきて真実がわからずやきもきしているのではないだろうか?
まさしく典型的なギャンブル依存症の傾向である。
ではどうすればよいのだろうか?
まずは、本人にギャンブル依存症・・・病気なんだということを自覚させる。
それが大きな第一歩だと私は考えている。
しっかりと病気と向き合って生活すること。
どんな病気も悪くなっている箇所を見て見ぬふりを続けていれば悪化していくのはわかりきっているだろう。
悪くなっている箇所を良くするためにも自分と向き合っていかなければならない。
そして、周囲の人間も同じだ。
『ギャンブル依存なんて自分の気の持ちようだ!』と突き放すのではなく、ギャンブル依存症は病気なのだという理解が必要となる。
それでは、ギャンブル依存症とはどんな病気なのか?
また、どのように対応するべきなのか?
この記事をしっかりと熟読して新たなスタートを切ってほしい。
ギャンブル依存症とは?依存症患者が語る恐るべき症状
いわゆるギャンブル依存症は、1970年代後半にWHOにおいて「病的賭博」という名称で正式に病気として認められています。
その後の研究によってこの病気への理解が進み、ギャンブルがやめられないメカニズムはアルコール依存症や薬物依存症と似ている点が多いことがわかっている。このため、アルコール依存症等と同じ「ギャンブル障害」として位置づけられ、依存症として認められるようになった。
では、どのような症状があるのだろうか?
代表的な症状を見ていこう。
ギャンブル依存症の症状|やめられない止まらない?
ギャンブル依存症の代表的な症状
□ギャンブルで負けたお金をギャンブルで取り戻そうとする
□ギャンブルをする為に借金をする
□ギャンブルをする為に犯罪を犯す(横領・ひったくり等)
□ギャンブルに行かないと落ち着かない
□ギャンブルをする為に大事な用事をすっぽかす
□ギャンブルにのめりこんでいることを隠すために噓をつく
□家の中の換金可能なものを片っ端から売りさばく
□収支を聞いてもずっとトントンかな?とはぐらかす
こんな所だろうか?
他にもギャンブルのために身体を売ったり、治験などのリスクのありそうな高額バイトに没頭するなども人によってあるかもしれない。
ギャンブル依存の人にとって、『現金』『日払い』『高収入』の文言はかなりのパワーワードだからだ。
ここまでくると正常な判断はもはやできていない。
闇金・裏バイトなどの違法行為にも簡単に引っかかるだろう。
ここで一旦考えてみよう。
ギャンブルをしたからと言って、全員が全員依存症になるわけではない。
本当に趣味程度で収めることができる人もいれば、お金の無駄と一回行っただけですっぱりと辞めれる人もいる。
その差はなんだろうか?
ギャンブル依存症になりやすい人|知っておくべき2つの傾向
プリン体大好きな人が痛風になりやすいように、ギャンブル依存症になりやすい人の傾向ももちろんある。
□日常を退屈に感じ、刺激・非日常を求めてギャンブルを行う場合
□嫌なことを忘れるために現実から逃避する場合
この2つだ。
実際に私もギャンブル依存症であったが、最初は退屈を埋めるためにパチンコ屋へ通いだしたことがきっかけだ。
そこで非日常を感じ、嫌なことがあればパチンコ屋へ逃げ込むようになり、自分にとっての日常がパチンコ屋での生活となった訳だ。
簡単に言うと、ストレスの逃がし方が下手な人間がギャンブル依存症になりやすいと言えるだろう。
趣味や友人など、ストレスを他のことで発散できる方法が豊富な人間はギャンブルにはまりにくい。
逆に自分の中にストレスを溜め込んで発散できない人間はギャンブルに走りやすい。
自分一人で完結でき、身近にある非日常だからだろう。
最初のうちは単なる暇つぶしでも、依存が形成されるとやめたいと思いながらもなかなかやめられない状態へと移行する。
そして依存症となる。
それでは、ギャンブル依存症が疑われる場合どのような対応を取るべきなのだろう?
ギャンブル依存症は治る?|あなたがとるべき対処法
ギャンブル依存症は治らない病気だとも言われています。
確かに、どこに行ってもパチンコ屋があり、ネットで簡単に馬券が買えるようなギャンブルが身近にある世の中では本当に難しいと言わざるを得ない。
トイレに行きたい・・・パチンコ屋のトイレは綺麗だからトイレを借りよう。
駅前で友達との待ち合わせ・・1時間くらい時間あるな。あっ新台入ってる・・・
そんな軽い気持ちで一度でも足を踏み入れてしまったら最後、、またギャンブルの世界にどっぷりつかってしまう。
では、どのようにすればこの泥沼から抜け出せるのか。
それは、まず依存症であることを本人が認めること。
そして、治したいと思い、他人に頼るという意識をしっかりと持ってもらうことだと私は考えている。
ギャンブル依存症患者の傾向として、他人に頼るということが苦手な人が多い。
良く言えば、自分自身で何でも解決しようとする生真面目な人間であるとも言える。
ただ、生真面目に向かっていく方向がずれてただけで、誰かが併走して道を正してあげればいいのだ。
その為にも周囲の人間のフォローが必要となる。
周囲の人間のフォローといっても、借金を立て替えるなどの金銭的なフォローはしないことをお勧めする。
苦労せずに借金が無くなると、最初は申し訳ないと落ち込んでいたとしても、時が経てば忘れてしまいまた繰り返してしまう。
実際に私も2度ほど立て替えてもらってはまたギャンブルをし、また借金を作って立て替えてもらってはギャンブルをするといった経験がある。
お金は自分で使ったのだから自分で返済させればいいのだ。
ただし、完全に任せてしまうと返済をせずに金融ブラックになってしまうこともあるのでしっかりと管理しよう。
では何をフォローしていくのか?
それは環境である。
まずは、あなた自身もギャンブル依存症について学び病気だと理解をすること。
そして、ギャンブル依存症について話し合う時間を作ること。
例えば、欲に負けてギャンブルに行ってしまうのは病気だから仕方がない。
しかし、行ってしまった。と報告があればどうだろう?
繰り返さないように話し合うことができますよね。
現金を持っているのがダメなのなら電子マネーだけにする。
金銭感覚がづれているのであれば、家計簿を一緒につけて管理する。
暇があるのがダメなのであれば、バイトでもすればよろし。
依存症について話し合う機会を定期的に作ることにより、このように解決するための試行錯誤を何度でもすることができる。
例え、欲に負けてギャンブルに行ってしまったとしても、すぐに修正すればどっぷりハマる可能性も低い。
自分自身の問題だと突き放すのではなく、病気を一緒に治していくための環境を作っていこう。
その為にも、まずはギャンブル依存症専門のカウンセラーや自助グループへの参加をしてみよう。
ギャンブル依存症と素行調査
ここまで読んでいただいた方は疑問に思った方もいるかもしれない。
なんで探偵がギャンブル依存症の説明をしているのだろうと。
それは、私自身も重度のギャンブル依存症であったことが関係しています。
私自身も10年ほどギャンブル(主にスロット)に貢ぎ続け、貢いだ金額は1000万円を超えているでしょう。
何年も悩み、家族に迷惑をかけ、そして自助グループにも大変お世話になりました。
そこで、色々な自分と同じギャンブル依存の方と出会い、話を聞きました。
そして、一番苦労しているのはやはり依存症の方を支える方たちだと。
最近帰りが遅いけどまた通ってるんじゃないだろうか?
隠れて借金してないだろうか?
どうフォローしていけばいいのだろうか?
この不安に終わりはあるのだろうか?
不安は尽きないと思います。
そんな方をお手伝いすることはできないか?と考え、素行調査とギャンブル依存専門のカウンセラーによるカウンセリングをさせていただいています。
お気軽にお問い合わせください。
総合探偵社ミネルヴァのご紹介
ここまで記事をお読みいただきありがとうございます。
総合探偵社ミネルヴァの代表;川人将史(カワヒトマサフミ)です。
京都府公安委員会 第61210018号
当サイトでは、調査業務に関連するあらゆる分野に関してできる限りわかりやすく、また、興味を持ってもらえるように記事を作成しています。
また、行政書士事務所を兼業しておりますので、従来の探偵事務所の調査業務だけではなく、CICなどの金融調査などの業務にも対応しておりますし、任意整理や自己破産に精通した弁護士さんのご紹介も可能です。
フットワークの良さを生かし、大阪府・京都府・奈良県・滋賀県・兵庫県のほぼ全域を対応しております。(調査に関連する場合、全国対応も可能)
浮気調査など何から手を付けていいかわからないということもあるかもしれませんが、調査業務とともにあなたの立場を有利にするための資料作りをお手伝いをさせていただければと考えております。
人は誰でも弱い生き物です。時には魔が差してギャンブルを繰り返してしまうこともあるかもしれません。
しっかりと現状を把握し、新しい第一歩を踏み出しましょう。
コメント